3巻も気になるところが沢山ありまして…凪と慎二の価値観の違いとか、やっぱり凪が好きな慎二とか、…慎二が好きな私です。笑
そして、凪の周辺がヤバい。
凪の母親面倒くさいし、さらにゴンさんは恋愛対象としては酷い…そんなこんなで3巻の凪はとっても調子がよろしくない…。
書きたいことがたくさんありすぎる!
それでは、いってみましょう~。
※ネタバレ有なのでご注意を。
はじめから読むときはこちらから↓

2巻についてはこちらから↓

凪と慎二の価値観の違い
凪と慎二の回想モードな感じです。
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付き合って半年、凪と慎二が水族館に行ったとき、2人はイワシの大群を見ていました。
凪サイド
- キレイで鳥肌が立った
- 群れから外れてしまったイワシを見て
→頑張ればまた群れに戻れると思う - はぐれてしまったイワシに「空気よめよな」と言う慎二
→この人にはイワシの気持ちなんてわからないのだと思う - 死んだら食べたいと言うと…
→慎二に貧乏人の食べ物だと言われる
色々考えてみるものの、なぜ慎二を好きだったか思い出せない凪。
自分は慎二のことを肩書きでしか見ていなかったのかも…と気が滅入ってしまいます。
慎二サイド
- キモくて鳥肌が立った
- 群れから外れてしまったイワシに対し「空気よめよな」と言う
→心の中ではイワシに対して心配、憧れの気持ち - 凪にイワシなんて貧乏人の食べ物だと言ったとき
→凪がムキになる姿が可愛いと思う
あのとき、イワシの料理を作ってもらえばよかったと思う慎二。
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1匹のイワシに対する見方が違っていて面白い。
凪は群れから外れてしまった…と考えるのだけれど、慎二は群れから外れても力強く泳いでいると思っていて。
凪は慎二のように空気読んだり、慎二は凪のように全部捨てたりできないから悔しいと思うのかなあと。
2人とも内心ではお互いのことを憧れているんじゃないかな~と思いました。
慎二、思ったまんま言ってたらうまくいきそうなんだけどなあ。
慎二の家に凪が行ったときの話もありました。
家庭環境を見ると、色々しょうがないのかもなあ…と思ってしまいました。
あの家だから空気を読まなきゃいけなかった的な。慎二がいてなんとかギリギリな感じに見える。
凪の周辺がヤバい
凪の母親
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部屋でゴンさんとうららちゃんでご飯を食べているところに母親から電話が。
その時は出ませんでしたが…死んだ魚の目になってしまう凪。
後に、知らない番号から電話が。
凪はきっと母親だと諦めて電話に出ます。
電話口で、凪は母親の望む答えでないと、と気を遣いまくり…。
そして、母親が結婚式で3ヶ月後に東京に来ると聞き、絶望する凪。
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東京に出てくると聞いたときの凪の顔が…。
凪が空気を読もう読もうとするのって確実にこの母親が原因だよなあと。
周りの人がいるときはしおらしい母親ですが、周りから離れて1人になって凪と電話しているところを見ると…ちょっと面倒くさそうです。
他の人にはイイ恰好するのに、娘にだけは圧かけてくる感じ。うーん…。
空気読まなきゃとか、レールを外れたらいけないっていうのも母親の呪いみたいな感じがする。
いつも嫌なのに、ただ嫌だって口に出すだけでも勇気いるというか、なんか罪悪感を感じてしまってたのではないかなーと。
ゴンさんが凪のところに来て母親が育てたとうもろこしの話になったとき、
キライなことを口に出して自覚するとラクになることはあると思う
と言っていて。
とうもろこしの話をしていたけれど、頭の中では母親のことばかり考えていたので、少し焦る凪。
でも実際に「キライ」と口に出してスッキリしたようです。
死んだ魚の目からいつもの可愛い凪に戻って良かった。笑
ゴンさんと近くなるほど、凪の様子が…
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2人でBBQをしたり、部屋でいい感じになったりしてからゴンさんに惹かれている凪。
一度、ゴンさんのお部屋におじゃましてから、そういう関係になり…。
ゴンさんから部屋の鍵を渡された日の夜、ご飯を作って待っている凪。
扉を開ける音がして、現れたのはゴンさんの仕事仲間エリィさんでした。
エリィさんから、ゴンさんは部屋の鍵を誰にでも渡してしまうことを知ります。
ゴンさんの優しさによって潰れていった人がたくさんいるとも。
凪にゴンに近寄りすぎるな、と忠告されたのですが、その後も凪の生活は乱れていき…。
ある日、このままでは駄目だ、生活を立て直そうと外に出ると、バイクに乗ったゴンさんが。
さっきの決意も放り投げて、ドライブに行くことに。
着いたのは川崎の海。
ゴンさんは、凪の元気がなかったからと、連れ出したのだそうです。
ますますゴンさんのことが好きになる凪。
しかし、ゴンさんの生活に合わせているうちに昼夜逆転生活になり、昼間は寝て過ごす日々に。
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近づけば近づくほど凪のようすがおかしくなっていく…。
エリィさんの忠告を聞いてー!って思うんだけど、ずるずると引きずられています…。
前の凪だったら夜中に連日イベントに行ったりなんてしなかったはず。
立て直そうとしても流されるままー。
ゴンさんは「モーゼの海割り」と呼ばれているらしく…ゴンさんに近づいた人はみんなやられていってしまっているようです。
凪にはうららちゃんと楽しくご飯作ったりしててほしい…やつれた顔とか見てられない~。
やっぱり凪が好きな慎二
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ある雨の日、休日をつかって凪の家に来た慎二。
ですが、いくら呼んでも凪は出てきません。
そこにお隣のうららちゃんが。
凪のようすを聞き、最近凪がある人と「青春」しはじめて変になったことを知ります。
そして、その理由のゴンさんが帰宅。
雨で濡れてしまった慎二は、ゴンさんの家で凪のことを待つことに。
話の中で凪がゴンさんの家に出入りしていることを知ってしまいます。
途中、ゴンさんは約束があると出て行き、部屋に1人に。
ごろんと布団に横になると、凪とゴンさんがそういうことをする関係なのだとわかり…。
苛立つ慎二でしたが、あるものを見て驚愕します。
帰り道のコンビニで凪を見つけた慎二、凪の顔色の悪さに驚きます。
凪は慎二の姿を見て逃げ出し…
話をしたい慎二は、隣の男の家に上がったと言うと、凪は慎二に詰め寄ります。
慎二は凪がおかしくなったのは本当だったのだとわかり、凪に説教。
ゴンさんの家の洗面台にあった大量の化粧品を見ただろ、と。
しかし、やつれた顔で凪は全然いいと言います…。
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慎二がうわーと思うほど、聞き上手のゴンさん。
慎二に凪とはそういう仲じゃないって普通のテンションで言ってるところが怖い…ナチュラルに悪気ないんだなあと。
エリィさんが言うように、適度な距離感がないと付き合ったら駄目だ。
ただの友達だったら楽しそうだと思うけれど、凪はこのままだとマズイでしょ…。
慎二は凪のこと制御できないほど好きなんだよなー。
じゃないと休みの日にわざわざ片道1時間半もかけていかないですよね。
最後も泣いてるように見えました。
口は悪いけど心配してる…伝わらないですねえ。
さいごに
なんか凪も慎二も闇抱えてそうだな~と思いました。あと、凪の母親。ゴンさんは怪物。笑
話だけ見るとダーティーかもと思うかもしれませんが、実際読むと、絵がゆるめなので読みやすいです。
慎二が好きなので慎二より目線で見てしまうのですが、凪は慎二の方がいいんじゃないかと。(もうちょっと慎二が素直になればの話。笑
というか、まず、ゴンさんはやめておくんだ凪…。沼からでてくるんだー!
4巻についてはこちらから↓

今回はこの辺で。ではでは。
コナリミサト『凪のお暇』3巻 秋田書店 秋田レディースコミックスDX より