今回は『凪のお暇』2巻について書いていきたいと思います。
2巻を読みまして…あ~やっぱり慎二いいですね~。凪のこと大好きすぎる。笑
でも、凪の方から見ると最低な奴で。この2巻の表紙の慎二も…おゲスイですよね。笑
凪と慎二、2人はタイミング悪かったり、噛み合わなかったり。その噛み合わなさが面白いです。
お隣の小学生のうららちゃんや、反対の隣のゴンさんや、前の会社の同僚さんのお話など…色々あるんですが、慎二(とおばあさん)のお話について書いていこうと思います~。
それでは、いってみましょう~。
※ネタバレ有なのでご注意を。
はじめから読むときはこちらから↓

慎二の回想
2巻は夜の蝶に愚痴ってたところの続きからですね~。
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慎二の回想シーンからはじまりました。
凪のことを考えてしまう慎二
- 凪に声をかけた、サラサラロングヘアーがきっかけだった。
- 空気を読むのが得意な慎二だが、そこに自分はない。
慎二から見た凪は、空気を読もうとするも、いつもいっぱいいっぱいでそこが人間らしいと感じたよう。 - 仕事終わりに女の子の家に行くが、凪と比べてしまい、凪が作ったメシが食べたいと考えてしまう。
…なぜ、こんなに凪のことを考えてしまうのか、その決め手は付き合いたてのころに見た凪のある行動でした。
付き合いたてのころ、凪がすごいくせ毛だと知りますが、朝早くから自分が起きる前に髪を整えようとする姿を見て惚れ直してしまいます。
しかし、会社で自分の言動のせいで凪は過呼吸になり、フォローもできないまま出張続きで会えません。
直接謝ろうと思い、やっとのことで戻ったら…凪は引っ越し、退職、連絡も取れず。
会えたと思ったら、知らない男に笑顔を向けていて-
…と夜の蝶に愚痴っていた慎二なのでした。
空気読むの得意なのになんでその子には…と言われ、
ほんとに好きな子はついいじめたくなるっていう…
と赤面する慎二。笑
夜の蝶にからかわれますが、慎二にも言い分が…。
扇風機しかない部屋を見て、全て、自分も捨てられた。慎二は変わる必要なんてないのにと思ったそうです。
しかし、夜の蝶に復縁はないと言いきられて…
変わりたい女と変わってほしくない男
お互いそっぽむいちゃってるもーーん
結局、慎二は飲んで、泣いて、ダウン。笑
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慎二、ほんとに凪のこと大好きじゃないですかー。
凪がくせ毛だと知ったときはちょっと引いてた感じでしたが、髪の毛を直しているのを見て、ベタ惚れに。
デレッデレですよ。ぜひ見てみてください。笑
慎二は空気読めて仕事できるけど、自分が存在していないようで嫌だったみたいです。
できる人でも思うことはあるようで…私はどっちかというといっぱいいっぱいになりがちなので、空気読めるのはうらやましいです。
あーでもどうなんだろう…どっちもしんどいな、やっぱり。
夜の蝶に愚痴る慎二が可愛い。なんか拗ねてる。
というか、愚痴ってる言葉、凪にそのまんま言ってあげたらいいのにーと思ってしまいました。
でも、言ったところで何よ今更かな?凪のお家で言いたい放題だったし。
それに凪がお隣のゴンさんに惹かれつつありますからね~。分が悪い。笑
噛み合わない歯車
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ある日、凪の家を訪ねてきた慎二。
いくらインターホンを鳴らしても凪は出てきません。
そこに、上の階のおばあさんが留守だと教えてくれました。
どうしようかと思っていた慎二に、おばあさんが慎二の持っていた北海道土産を発見。
白い恋人3枚で部屋で映画はどう?と誘われます。
断ろうとする慎二でしたが、ちょうど借りてきたDVDがラブストーリー。
夜の蝶にももっと勉強しろと言われていた慎二は-
おばあさんの部屋で映画を見ることにした慎二。
お互い好きなのに、うじうじした主人公、王子も周りに会わせたらいいのに、とイライラ。
おばあさんに恋人をすぐ周りに紹介するの?と聞かれ
歴代そうだけれど、一度だけ失敗したことがあると-
友達とのBBQで彼女を紹介するつもりだったけれど、ひどいフラれ方をした友達がいたから紹介するのをやめたと言います。
彼女に話してあげたのと聞くおばあさんに、男同士の話を話すなんてかっこ悪いという慎二。
おばあさん一言
噛み合わない歯車ってセクシーよね
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慎二、はじめはちょっと引いてたのに、意外と楽しそうで笑う。
2人で白い恋人食べながらの映画談義に、おばあさんもノリノリな感じが可愛い。笑
そして、BBQの話。
この彼女が凪だったんですねー。
慎二がおばあさんと映画を見ている間、凪の方はゴンさんとのプチBBQの最中に愚痴っていました。
凪は慎二に誘われたリア充BBQに場違い感を感じてテンパりまくり。
彼女と紹介してもらえると思っていたけれど、紹介されず…っていう。
なんとも噛み合わないですねえ…。
映画ならば噛み合わないところで盛り上がりますが、実際なら噛み合わないまま離れていってしまいますからねー…。
そんな感じで、凪と慎二が噛み合わないところを楽しく見物させてもらっています。笑
素直に想いを伝えるだけでよかったのに
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最後まで映画を観た慎二とおばあさん。
結局、映画の2人は恋人になることはなく終わり、他の男とくっついた主人公に、慎二はイライラ。
そんな慎二を見ておばあさんは、
本編中 相手の彼は結局一度も主人公に「好き」ってまっすぐに伝えてないの
男女間の悲劇の引き金はいつだって“言葉たらず”
彼はただ素直に想いを伝えるだけでよかったのよ
凪の帰ってくる音が聞こえ、下に降りる2人。
慎二は凪に話かけますが、邪険に扱われます。笑
凪は両隣に住んでいるゴンさん、うららちゃんと一緒にトランプをするからと言いますが、みんなでやればいいと慎二。
トランプがひと段落し、凪とアパートのみんなが楽しそうにしているのを見て、嫌味を言って帰ってしまいます。
みんなに慎二のことを謝る凪。
「いいの?」とゴンさんに言われますが、からかいにきただけだだからと言う凪。
そこに、おばあさんが「彼は何時間も待っていたのよ」と慎二のもってきたお土産を渡します。
慎二がリサーチに来たと話していたビルも定休日だと教えてくれました。
追いかけて慎二にお礼を言う凪。
慎二はトランプの最中、ゴンさんが言った言葉で凪の空気が変わったことに苛立っていました。
でも、おばあさんの言葉が頭に響いて気持ちを伝えようとしますが…ベランダから見ていたゴンさんと目があってカチンときた慎二は凪にキス。
凪はビンタで応戦。笑
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おばあさんの言葉が真理ですね~。
慎二は言葉が足りない。
夜の蝶に話したことをそのまま言っていれば、BBQでも紹介していれば…う~ん、終わったことを言ってもしょうがないですけどね。
そして、言葉で言えばいいのになぜかキスしてしまう慎二。
おばあさんのナイスアシストを全部無駄に…。笑
仕事もできるし、初めて会う人とも知り合って早々に仲良くなれるのに、どうして凪にはそんななの?
あと、凪がアパートのみんなと楽しそうにしているとき、慎二が一人だけ離れて見ていたのですが、後ろ姿だけでもちょっと痛そうでした。
自分がいなくてもいいんだって突き付けられたみたいに感じたんじゃないんでしょうか。だから強がって色々言ってしまった的な。
凪の気持ちはなんとなくわかります。笑
なんで後から来たのに、自分よりどんどん仲良くなっていくの~っていう。焦っちゃいますよね~。
さいごに
2巻、慎二とおばあさんのコンビがいい味出してました。映画のところがいい感じです。慎二、孫みたい。
慎二は、せっかく好きなのに思ったままのことを言わないと~。
自分が凪だったら部屋の鍵ガン閉めます。高圧的すぎる。笑
お互いの思っていることが伝わっていかないと噛み合わなくなってくるんですね~。
本人たちにとっては問題だと思うのですが、読んでいる分には楽しませてもらっています。笑
3巻についてはこちらから↓

今回はこの辺で。ではでは。
コナリミサト『凪のお暇』2巻 秋田書店 秋田レディースコミックスDX より