『カカフカカ』が面白い。
4巻のざっくりとした内容はこんな感じ。
亜紀が長谷さんを介抱していたとき、子どもができたできないの話になり-
その話を本行が後ろで聞いていて、問い詰められる亜紀。
しかし、話の途中で生理が…!
ほっとする亜紀でしたが、本行があと1回ある、と生理が終わったら添い寝の流れに。
3回目の添い寝が終わり、本行は約束だからと継続はナシであっさり終了。
亜紀はあかりさんと自分を比べて凹んだり…添い寝が終わっても本行からキスされそうになったり…!
その後、本行とあかりさんがデートでまたもやもやする亜紀…。
という感じなのですが…こちらは、4巻全体についてというより長谷さん観察日記的な感想になっております。
- 長谷さん、余裕がない
- 長谷さん、今日も添い寝だと知る
- 長谷さん、もうどっちでもいい
…というあたりの長谷さんについて書きたいと思います。笑
※ネタバレ有りの感想なのでご注意を~。
1、2、3巻については下からどうぞ~

カカフカカ 4巻 ネタバレ感想|長谷さん観察日記
長谷さん、余裕がない
長谷さんの熱も落ち着きまして-
本行とあかりさんが出かけたあと、残った亜紀と長谷さん。
長谷さんは昨日の「結婚しない?」を本気だからと亜紀に念押し。
会社に行く途中、1人で長谷さんは…
- いつも通りしゃべれたか?
- 声は上ずってなかったか?
…と、長谷さん、そういう自分が嫌なのか冷静に次を考えるようです。
【長谷】
あとは焦らず むしろゆっくり 距離を詰めて 不安をあおって
…あれだけ全方向に自信がなくて流されやすい寺田さんなら そんなに難しいことじゃないはずだ
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長谷さん、本気すぎて緊張してらっしゃる…!
出来る人や余裕ぶっこいてる人がちょっと弱ってたり焦ってるのっていいですな。
あの、ひょうひょうした長谷さんがこんなになるんだーとニヤニヤしてしまう。
ちょっと亜紀のこと見下してない?って思うとこもあるけど。笑
で、長谷さん的には、亜紀はきっと自分のことだけで頭がいっぱいだろうと思っていたのですが…
実際は、本行の言動や、あかりさんも本行が好きと宣言され、焦った亜紀、本行に添い寝の約束をしてしまうんですねー。
あ~長谷さん、残念でした。笑
長谷さん、今日も添い寝だと知る
翌日、晩ご飯をどうしようかと悩んでいた亜紀。
長谷さんにおごるからと連れ出されます。
その後、長谷さんは2件目のお誘いをするのですが、亜紀に断られます。
これは亜紀と本行が今晩添い寝するだろう…と気が付き-
イラついた長谷さんは亜紀に、結構ズバズバ言ってしまいますが…
【長谷】
「バカなの?寺田さん」【亜紀】
「はい バカなんです」
その返事に、勢いで亜紀を抱きしめる長谷さん。
亜紀は、長谷さんの心臓がすごい速さで鳴っていてドキっとします。
久しぶりに抱きしめられて、ちょっと本行のことを忘れるほど。
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ここの亜紀の表情が、本行好きーがダダ漏れでして。
長谷さん、くっそー!な感じ。
でも、長谷さんの抱きしめ攻撃が効いてる…!
長谷さんを応援したい私的には、ゴリ押せばいける、もっとやれ…!って感じです。笑
しかーし、亜紀がちょろい、ちょろすぎる。
亜紀本人が言ってるけど、アホだ。流され過ぎ…!
君はそれでいいのか!笑
長谷さん、もうどっちでもいい
今まで人から求められたことがない亜紀。
長谷さんに抱きしめられているのを心地よく感じてしまいます。(本行との添い寝も忘れてしまうほどに
我に返って亜紀をはなす長谷さん。
平然とした顔で仕事へ。
ですが、亜紀から離れてからは悶々として…本行との添い寝はやめた方がいいとLINE。
亜紀は家に帰って、本行に添い寝はなしにしてほしいと頼み…もやもやしながら眠りにつきます。
翌日、長谷さんは、亜紀を落とすつもりで
- 亜紀の自信のなさ
- 衝動で抱きしめてしまったこと
…すべて使ってやると考えます。
亜紀の方は長谷さんがいつも通りでちょっと拍子抜け。
その後、長谷さんの部屋で2人で仕事。
昨日のことを謝りますが、長谷さんは、「自分が必要とされたい」と思う亜紀の自尊心をくすぐる言葉を。
【長谷】
俺もあーいうことしたの初めてで …ちょっとどうしていいかわからなくなった
さらに、亜紀と本行と添い寝をするように、自分も亜紀にとっての決定打を、と考えます。
長谷さんは、
- 衝動を利用しているのか
- 衝動を実行するために理由をつけているだけなのか
自分でもわからなくなって揺れますが、「もうどっちでもいい」…と亜紀にキスをしようとします。
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ちょっと冷静さがなくなっているようすの長谷さん。
だけども、だーけーどー、もっとわけわかんない感じになってほしい。
ばかになっちゃってほしい…!
頭で考えるタイプの人がこう、本能側に振り切っていく感じ…。
この変わっていく様が面白いですね。
亜紀は、本当流されやすい。笑
あんな顔見せられたら…ねえ、長谷さんはカッとなるわ~。
亜紀の揺れっぷりも見ていて面白いです。
でも、自信がなくなってるところに必要とされるのって嬉しいもんなあ。
そこはなんとなく嬉しいかもと思う。
石田拓実『カカフカカ』4巻 講談社 KC KISS より
おわりに
個人的には亜紀と長谷さん、本行とあかりさんでくっついた方が幸せになれるんじゃないかと思う…。
亜紀と本行だと、色々と大丈夫なのかなあと心配になるし。
がんばれ長谷さん。もっと悶々と悩んで葛藤してほしい。
この余裕ない感じ、私は好きです。笑
つづきの5巻についてはこちらからどうぞ↓

今回はこの辺で、ではでは。